お歳暮・お祝い返しにお茶の通販・販売|椿大神社前の「拝啓かあさん本舗」

拝啓かあさん本舗の思い 2

2.鈴鹿のお茶工場 緑粋園の誕生

 平成に入った頃、共同工場設立の話をきっかけに茶農家の20から30代の後継ぎ息子たちが集まる機会がありました。皆このまま化学肥料に頼りながら、お茶を作り続けていて良いのかという疑問を多かれ少なかれ抱いていました。そして平成4年、そんな思いを共有する鈴鹿市や四日市市、津市など広範囲にわたる8軒の茶農家が、(有)緑粋園を立ち上げました。

 

 お茶の味を決めるうえで、一番大事なのは生葉です。生葉が悪かったらおいしいお茶はできません。それが前提に、肥料の有機化やボカシ肥料など減肥化や、さらに減農薬などに取り組み、各自の判断で行っていた肥料や病害虫防除の管理も統一しています。

 次に良い生葉を生かす製茶が求められます。たとえ良い生葉でも製茶で失敗したら、おいしいお茶にはなりません。「蒸して揉む」この工程で失敗すると、色が悪くなったり味が渋くなったり、いろいろ欠点が出てしまいます。

 製茶機械を扱うのは人です。人の手の感覚で揉んでいきます。

「蒸して揉む」感覚を養うために、三重県手もみ茶技術伝承保存会に入り、手でお茶の製造状態を把握することを学んでいます。これぞお茶揉みの原点です。

 緑粋園がめざすお茶は、どのランクでも生葉の味がするお茶です。

 生葉の持っている力を最大限に引き出すためには、製茶技術に加え、生葉の鮮度や品質の管理も大切です。製茶前の生葉を痛めないよう風を送るなど、品質管理に気を配っています。

摘んだお茶をその日のうちに製茶するため、製茶期間中は寝る間もないほど、工場を24時間稼働させる日々もあります。

 

 お茶屋さんが販売するお茶と違い、茶農家が直販するお茶は畑の味です。季節毎に味が変わるし、農家が成長すれば味も変わっていきます。茶の木に思いがあるとすれば、きっとおいしく育ちたいはず。それを素直に引き出してお届けしたい。

「より安く」ではなくて、「よりおいしいもの」を届けていきます。

茶農家として、近隣の同業者に誉められる茶畑作りを目指しています。

 20代から30代のメンバーが、共同摘採や製茶をする緑粋園を立ち上げ、20年にわたり共に夢を追いかけてきました。

この間、茶畑の土づくりや施肥設計、茶樹の剪定技術や減農薬による病害虫防除などに悩みながら、まだまだ本当の場所にたどり着いたわけではありませんが、少しずつ光が見えてきました。

 今後は、各農家が施肥設計や防除設計など一律に行っている栽培を、鈴鹿市、四日市市、津市と多岐にわたる茶畑ごとにきめ細かく行い、それぞれの土地の味を引き出していけば、もっとおいしいお茶になるはずです。それは各々の農家がつきつめていかなければならない課題です。

また、それらの茶葉を見極め、製茶をする共同工場の技術も求められます。「拝啓かあさん」は、まだまだ伸びます。それを成長させていくことによって、他のクラスのお茶も向上させていくことができるでしょう。その技術を磨いていくのが、緑粋園のこれからのお茶作りです。